キンカチョウの飼い方|販売価格、寿命は?

カラーバリエーションが豊富の愛らしい鳴き声で絶大な人気を誇るキンカチョウ。あの小柄なスズメよりも小さなキンカチョウは初めてフィンチ飼育に挑戦する方にとって少し不安なこともあるでしょう。

キンカチョウをお迎えする前に知っておくべきことをご紹介したいと思います。

 

キンカチョウの特徴とは?

オーストラリアやインドネシアなど乾燥地帯に生息するスズメの仲間です。大きさは10cm前後でお化粧をしているかのような赤いクチバシが特徴的です。

日本でも古くからペットとして飼育されており、50種類以上もの品種が作り出されてコレクション性の高い鳥となっています。雛鳥からお迎えすると非常に懐いてくれて手乗りするキンカチョウに育てることができるので是非チャレンジしてみてください。

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キンカチョウの魅力とは?

キンカチョウは品種改良により多様なバリエーションが存在します。一般的なペットショップでは成鳥で販売されているので馴れるまでに時間を要しますが、鑑賞性に優れているので見ていて飽きません。

また「ターターター」と可愛らしい鳴き声で声量も小さいことからも人気の理由が伺えます。非常に小柄なので扱いやすい上に手乗りした時に戯れる姿はたまらなく可愛いので一度動画共有サイトでその姿を見てみることをお勧めします。

 

寿命や販売価格

野生下では天敵も多く寿命は4~5年程度ですが、飼育下だと10年前後です。小柄で扱いやすく長寿で非常に人馴れする点で人気なのではないでしょうか。

非常に多くの品種が作出されているため、価格はそれぞれ異なります。3000~4000円程度で取引されることが多いようです。

キンカチョウはペットとしての人気が高いので複数飼育をして繁殖した雛鳥や飼いきれなくなってしまった個体が頻繁に里親募集されているのでチェックしてみてください。

 

 

キンカチョウの飼い方

飼育環境

手乗りに育てるには雛鳥からお迎えする必要がありますが、温度管理や給餌頻度を考えると毎日付きっきりでお世話をしてあげられる人しかオススメできません。

雛鳥を飼育する場合はプラケースに牧草を敷いて約26℃に保温します。親鳥の代わりに餌を与える必要があるので、シリンジタイプの給餌器を使って市販のパウダーフードを与えます。

 

毎日3回程度の給餌が必要で、夏場など雑菌が繁殖しやすい時期は餌の作りおきはしないでください。大きく成長すれば飼育難易度はぐっと下がりお世話が楽になります。小鳥用のケージを使用して水浴び専用の容器をセットします。

水浴び容器に入れる水は毎日交換をして清潔に保ちましょう。ケージ内には止まり木、エサ入れ、床材などを入れます。床材には新聞紙を敷いて牧草を入れておくといいでしょう。

糞きり網はキンカチョウの脚が挟まって怪我をしたり掃除が面倒になるので必要ありません。若干寒さに弱いので冬季は保温電球やお部屋の暖房などで温めてあげる必要があります。

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餌の与え方

ペットショップで販売されているフィンチ・文鳥用の餌を与えます。野生下では種子や昆虫類を食べているので、補助的に与えるといいでしょう。ミミズやミルワームは管理がしやすくおやつに適した生餌です。

 

初期費用と維持費用

  • ケージ:1万円
  • 止まり木:2000円
  • 保温器具:3000円
  • エサ入れ・水入れ:500円
  • 餌:1000円

 

初期費用は約16500円です。もちろんセットになっているものや商品のグレードを落とせば1万円以下で一式揃えることができます。維持費用は毎月エサ代が1000円電気代が1000円で2000円もあれば十分です。

若いうちは大丈夫ですが歳を取ると病気になったり怪我をしたりするので医療費を貯めておくことをお勧めします。

 

複数飼育

キンカチョウは温厚な性格でゆとりのあるケージなら複数飼育が可能です。

非常に馴れたキンカチョウが手のひらに複数匹寄ってきてくれる姿は癒やされます。ただし飼育頭数が増えるだけケージ内が汚れやすいので掃除の回数は増えるでしょう。

 

飼育上で気を付けること

鳥全般に言えることですが、排泄をすることで可能な限り身体を軽くして飛ぶ習性があるため、トイレを覚えさせると病気になってしまうので注意してください。

お部屋で自由に遊ばせることはストレス解消にもなり大切なことですが、ケージから放つ前に戸締まりをしっかり確認しましょう。懐くと手から餌を食べてくれますが、人の口から与えるのは避けてください。

 

犬猫にも言えることで人に害のない菌がキンカチョウにとっては有害であることがあり、またその逆も言えるので絶対に口移しはやめましょう。

外で散歩をさせる方が稀にいますがカラスや猛禽類などの外敵に襲われる危険性があることを考えると室内で生涯飼育をする方がキンカチョウにとっても幸せでしょう。

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まとめ

小鳥といえば文鳥やインコがペットとしてメジャーですが、キンカチョウも実は人気の高いペットです。流通量も多く雛鳥を販売しているショップは検索すればすぐに見つかることでしょう。

一人暮らしのワンルームマンションでも十分飼育できますので是非お迎えしてみてはいかがでしょうか。

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